【検証2】危険なロープ高所作業の墜落死亡事故が絶対になくならないわけとは?


窓ガラスの外面清掃は危険な仕事です。
ロープで降りる危険なブランコ作業の墜落死亡事故は
30年前の昭和時代には無謀な作業で事故が絶えませんでした。
安全に対する意識も薄く規制もルールもなく野放しの状態でした。

やがて、有志による業界団体が設立されルールができ
情報が交換されるようになり危険な作業の安全管理が動きはじめました。

安全会議や安全に関する出版物、ビデオ、講習会
行政との連携によるパトロールなどなどは
平成になってからの業界の安全活動で
安全に対する意識はみるみる業界に浸透しました。

そして2016年にはロープ高所作業も
ツイン方式と呼ばれる方法から、パラレル方式へと法制化され
安全も義務教育となり事故の発生に厳しい責任を追及される
欧米の安全管理に一歩近づくことができた。
と、関係者は誰もが思いました。
しかしブランコ作業の墜落災害は減ることはなく
むしろ事故件数は次第に増してきました。


過去10年間に発生したブランコ作業での主な事故

●10mmのメインロープが切れ、直後にライフラインも切れて50m落下。

●19mmのメインロープが切れ、直後にライフラインも切れて20m落下。

●屋上つり元の結束不備によりロープがほどけ30m落下。

●屋上より地上に向けてロープをセット中に笠木より25m転落。

●屋上のグレーチング(格子鉄板)にロープを2本結束し、作業開始直後に40m落下。

●橋梁工事中に吊り元からロープが外れ20m落下。

●ロープ高所作業中にメインロープが外れ宙ずりになり救出が間に合わず死亡。

●ロープ作業中に壁面看板でロープが2本とも切れて20m落下。

●その他死亡重軽傷を含め数十名が被災。
 

この事実を直視して高所作業に携わる事業者は根本的な解決が責務となります。

2018年度には告示される法改正では安全帯の使用をフルボディハーネスに義務付けるという。
併せて6時間の特別教育も履修義務になります。

しかし、法改正をしてもこの数年の墜落死亡事故が今後0になる保証はありません。

【検証3】では、その原因について掘り下げてみたい。